ISPのAIエンジン「SENLI®」連携で 製造業向け映像ソリューション開発を加速
ISPのAIエンジン「SENLI®」連携で
製造業向け映像ソリューション開発を加速
工場内AGV(自動搬送装置)の異常検知など、少量の画像データでAI学習可
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社の連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社(以下、VIO)は、株式会社システム計画研究所(以下、ISP)と共同で、VIOが開発・販売する映像監視システム「ArgosView」とISPの監視カメラソリューション向けAIエンジン「SENLI®」を連携し、製造業向けの映像ソリューション開発を加速させます。
両社の製品を連携したシステムは、2019年3月5日(火)~8日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2019」において、VIOおよびISPそれぞれのブースで共同展示いたします。
近年、映像活用へのニーズは、VMS(映像管理ソフトウェア)やAI技術の進歩により、目視確認による映像監視や単純な録画に留まらず、危険検知情報の自動通知や映像データのマーケティング活用まで広がっています。
その一方で、画像解析・AI技術の利用は、自動運転、医療画像診断等の限られた分野では目覚ましい成果を上げていますが、個別のシチュエーションに対する学習には膨大なデータと時間とコストが必要でした。
今回、映像監視システム「ArgosView」とAIエンジン「SENLI®」を連携することで、画像処理によるAGV(自動搬送装置)の異常検知を行うなど、ともに多数実績を持つ製造業に向けた、新たなシチュエーションで活用できる映像ソリューションの開発を加速させます。
「ArgosView」は業務システムや設備センサとの連携性が高く、また「SENLI®」をはじめとしたISPが有するAIエンジンは独自技術により少量データでの高速学習が可能であることから、製造業のお客様に向けた迅速かつ効率的な映像ソリューション開発が実現できます。
第一弾として、工場や物流倉庫で用いられるAGVの走行ルートに障害物や脱路、異常停止を自動検知するソリューションを開発予定です。経路上に多数のセンサを設置することが困難な場合でも画像解析技術であれば、一つのカメラで複数の検知が可能となります。また、センサでは区別が難しかった特定の障害物や事象のみの検知についても画像解析技術によって実現が期待できます。
VIOは今後、様々なシチュエーションにおいてISPと協力し、映像ソリューションの開発を推進してまいります。また、今回のような「映像の活用」を目指し、様々なベンダと連携して映像の可能性を追求してまいります。