「 ArgosView 」の長期録画バックアップのリストア時間を最大約 83 %短縮
「ArgosView 」の長期録画バックアップのリストア時間を
最大約83%短縮
膨大な映像データからも対象映像をスピーディに特定可能に
工場の異物混入対策や、金融機関、データセンターのセキュリティ対策では長期にわたる映像データの保管が必要とされます。パナソニックNETSは以前から、長期録画バックアップの低コスト化、省スペース化対策として、LTOテープを活用した長期録画ソリューションを展開していました。しかし、LTOテープのリストアを行う際には、各映像データの先頭に保存されているインデックスデータを全て読み込みながら対象映像を検索する必要がありました。
今回の新方式では、各映像データの先頭に保存されているインデックスデータを、録画用HDDまたはバックアップ用LTOテープの最後尾にもまとめて保存しました。リストア時には、まずそのデータを参照し、保存場所を特定してからリストアすることで、リストア時間を大幅に短縮いたしました。
結果として、例えばテープの中間部に保存されているカメラ1台分(7.8GB)の映像データをリストアする時間が、従来は約120分必要でしたが、新方式では約10分を下回る※など、リストア時間を大幅に短縮することが可能になりました。
※ 今回のArgosViewバージョンアップ以前にバックアップ録画を行ったLTOテープのリストアは対象外です。
現在は、主に品質維持や強固なセキュリティ対策が必要とされる工場、金融機関、データセンターでの長期録画バックアップの利用が主流ですが、今後はさらに改善・改良を重ねることで、長期かつ大容量の映像データ保管を促進し、あらゆるシーンでの映像活用の実現を目指します。